タクシーを利用する方にとって必要な行動が料金を支払う事ですよね?運転手にとっても料金を支払ってもらわないと売上にならないし、お給料にもなりません。僕もお客さんを乗せる度に料金を支払ってもらっていますので切っても切れない作業なんですよね。
今回はタクシー料金の支払方法について考えてみました。
タクシー料金の支払方法は大きく分けて4つ
最初にタクシー料金を支払う方法を数えてみました。大きく分けると4つかなぁと。チケットには複数種類がありますが、ここでは簡単にチケットと一つにまとめました。
いつもニコニコ現金払い
(いきなり万札かよのイメージ画像)
タクシー料金の支払方法の基本ですね。現金をサッと出して釣り銭とレシートを渡して降車。とてもスピーディーです。
ただ万札や5千円札が絡むと少し面倒。でも一番多い支払い方法ですので運転手にとっても簡単で分かりやすいですね。
クレジットカード支払いは少し時間がかかるよ
クレジットカードでタクシー料金を支払う人の思惑は様々です。法人だったりポイント狙いだったり現金を持ち合わせていなかったりと。要するに現金ではなくて数字上で支払いを済ませるので便利なことです。
タクシー運転手にとってクレジットカードの支払い方法は手間がかかります。カードを預かって端末で作業をする。数秒数分で済んでしまいますが、やはり現金支払いよりも手間がかかります。
クレジットカードの手数料問題などもあり、タクシー料金をクレジットカードで支払う方法はまだまだ定着した支払い方法ではない気がします。
未収チケットは複数種類があるよ
未収チケットとは支払いを後払いにする約束券のようなもの。法人だったら一括で月払いに出来たり、クレジットカード会社が発行するタクシーチケットがあったり。その他各会社や市区町村が発行するタクシーチケットだったりと多種多様。
チケット客はタクシー運転手にとっては悪くはない支払い方法です。なぜなら会社負担でロング仕事だったりカード手数料がかからないし、端末操作の手間もありません。チケットの取扱と会社として受け取っても大丈夫なチケットかどうかさえ間違えなければ運転手には良い支払い方法だもしれません。
タクシー料金を電子マネーやアプリで支払う
僕は電車やバスに乗る時はSuicaの電子マネーを使っています。チャージしておけば小銭がいらずとても便利です。今更切符を買って電車にのる事は考えられないほどです。
料金をアプリで支払う方法はやったことありません。でも現金の経由会社が違うだけでお金の流れはどこかの会社を経由して支払うのは同じ意味だと思います。結局クレジットカードも同じような仕組みですよね。
タクシー料金を現金ではなく電子マネーなどで支払う方法は単純な運転手の手間だけで言うと楽ですよね。釣り銭も計算しなくていいし小銭も大量に持ち歩かなくていい。ピッピッと処理されてお客さんも運転手も双方楽な支払い方法だと思います。
運転手にとってベストな支払い方法は?
やはり何と言っても現金払いが助かります。計算さえ間違えなければ、昔からある単純な方法ですし納金時の手間や書類の整理もいりませんからね。
意外とチケット支払いも助かります。チケットに金額を書いてもらって降車してもらうだけ。現金のやり取りがなく端末操作もありません。ただチケットの事務処理と利用可能かどうかの確認が必要になります。
お客さんにとってベストなタクシー料金の支払い方法とは?
(支払い履歴から浮気がバレる予感のイメージ画像)
ポイントが貯まるからクレジットカードが最善。ではありませんよ。クレジットカード支払いのデメリットは支払い履歴が残ってしまったり、カード会社に履歴が参照されたりするデメリットがあります。履歴が残ってしまって困るような人と乗ったり行かなかったりすればいいだけですけどね(笑)。
結局、お客さんの思惑が様々なのでベストな支払い方法は一つではありません。現金払いのレシート受取なしだったり、小銭が邪魔だから電子マネーだったり、毎月の交通費計算を簡単にしたいからチケットだったりと。
どの支払い方法を使うか迷ったら現金払いにしておけば間違いありません。レシートを財布に入れたままにしてもいいし、見つかってもいいし。人それぞれですよね。
今後は釣り銭がいらない電子マネーが普及するはず
運転手とお客さんの立場や公共交通機関の対応から考えるとタクシー料金の支払い方法も電子マネーがスタンダードになると思っています。釣り銭や売上金を車内に置かないので防犯対策になるメリットは大きいと思いますね。
タクシーの売上金を狙ったタクシー強盗も過去のものになってしまうかもしれません。昔はタクシー強盗が存在したんだよ、と笑い話になっているかも。
電車やバス、飛行機と電子マネーが普及している理由は便利だしメリットがあるからですよね。コンビニやスーパーなどでも現金払いではなくクレジットカードや電子マネーで支払うケースが増えています。便利で需要があるサービスは今後拡大していくことは間違いありません。
タクシーも電子マネーで支払いが出来るタクシーを選んで乗る時代が来ると思います。
クレジットカードや電子マネーは手数料負担があるのがデメリット
クレジットカード会社も電子マネー会社も営利企業です。支払い代行をする代わりに手数料が請求されています。およそ数パーセントが支払い代行会社の売上になっています。
支払い方法の便利さに数パーセンを支払うかどうかは人それぞれ、会社それぞれです。お客さんや運転手のメリットを考えるか数パーセントを節約するかは将来の売上を左右するかもしれません。
タクシー会社の各車両の設備投資と維持費もデメリット
大型店舗やチェーン店などは設備投資が簡単に出来ますが、資本が小さいタクシー会社はそう簡単にはいきません。各車両に一つ支払い端末を設置しなくてはいけないとなると負担も大きくなります。個人商店が支払い方法を増やすためだけに設備投資が出来ないのと同じ考えですね。
端末を設置しただけではなく通信するためなどの維持費もかかります。タクシー車両から携帯の電波を利用して端末を操作しているのです。その通信料が維持費として毎月かかっているのです。
端末代も必要、維持費もかかる、支払いしてもらっても手数料もかかる。お客さんが電子マネーやクレジットカードで支払いを望むことによってタクシー会社の負担が増えているのです。
いつもニコニコ現金払いの釣り銭なしが最善
(小銭出し過ぎなんだよのイメージ画像)
タクシー会社は大きくても、タクシー車両は個人商店のようなものです。一日の売上は人一人賄える程度にしかありません。ですから設備投資費も釣り銭も大規模店のように用意できないのです。
やっぱりタクシー料金の支払い方法は現金払いの釣り銭なしが一番助かります。技術が進歩して多様な支払い方法が増えると思いますが、今はまだ現金払いが主流です。
タクシー業界のいろんな部分が改善されていけば支払い方法の主流が現金ではなくなるかもしれません。でもそれはもう少し先の話のような気がします。
まとめ
(個人商店レベルのイメージ画像)
タクシーは大きな業界で注目されている気がしますが、個々のタクシー車両はまだまだ個人商店レベルなのです。
一部自動運転だ電子マネーだのアプリで呼べるだの報道されていますが、そういった報道に該当する会社や車両もごく一部です。
タクシーの支払い方法はまだまだローテクな個人商店だと思ってもらえれば幸いです。
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