仕事内容

タクシーの仕事内容や実際の仕事について

タクシー運転手って普段よく見かけるけど仕事内容やどんな感じに仕事をしているか不思議ですよね?僕がタクシー会社に入社して乗務しての感想を交えて簡単にお話してみようと思います。

仕事探しに困っていたり、タクシー運転手の仕事がどんな感じなのか知りたい方には特に参考になると思いますよ。

タクシー運転手の勤務体系は隔日勤務が一般的

タクシードライバーの勤務時間は一般的に隔日勤務です。具体的には、朝の8時に出庫して朝4時までに帰庫する勤務体系です。そして次の日の朝8時に出庫し朝4時までです。

タクシーの勤務時間は長くて結構きついです。ただ自分のペースで仕事をできますので慣れれば何とかなります。上司や先輩などの周囲に突っつかれての仕事ではないのでその点楽ですね。

自分のペースで仕事ができることは疲れたり調子が悪いときは休みを多めに取ったりすることができます。僕は夜が苦手だったので最初は仮眠が多めでした。しばらくすると体が慣れてきたので稼げる夜の時間帯にがんばるようにしています。

一回の勤務時間が長いのは体がなれます。会社の誰かにあおられることもありませんので意外と問題ありません。毎日終電帰り、次の日の朝も満員電車に揺られて出勤。といった仕事よりは随分楽に思います。

ニュースで見かけるけどタクシーのお客さんは悪い人?

タクシーっていうとニュースで流れたりする強盗や窃盗、酔っぱらいのからみやクレーマーのあおりだったりとよい話を聞きません。タクシーは夜に仕事をするから強盗や窃盗、怖いお兄さんやお姉さんを乗せる怖い仕事だと思っていました。

僕が入社して仕事の感想をいうと日本人はいい人が多いです。タクシーの強盗やクレーマーなどのマスコミニュースは本当にごく一部の珍しい出来事を大げさに報道しているんだといったことがわかりました。

確かにタクシーに乗るお客さんの中にはとんでもない人もいます。でも早ければ数分、遅くても数十分で降ろしてお別れになりますので少し我慢すればやり過ごせます。

タクシードライバーの経験を積めばそういった困った系のお客さんの対処方法も身につきます。だからお客さんが怖いんじゃないか?の心配はありません。

タクシーの仕事内容とは

タクシー運転手の仕事のポイントは道を覚えることです。とにかく道を覚えておけば困ることはありません。新人の頃は休みの日に自家用車で走ってみたり、地図をマーキングしたりとがんばって覚える必要があります。

毎日走ってれば勝手に道も覚えますし、慣れてくれば知らない道もお客さんに聞いたりナビを使ったりと経験で対応できるようになります。新人の方はタクシードライバーの仕事内容は道を覚えるだけ、こう考えておいて間違いありません。

タクシーの給料やノルマについて

転職を考えている人が一番気になるのはお金の話、給料の事ですよね。

タクシードライバーの給料は完全歩合制

誰もがなんとなく知っているようにタクシー運転手の給料は完全歩合制です。要するに自分の売り上げから給料が支払われるのです。

仕事をした分しか貰えないと心配な人がいます。なるべく仕事をしないでお金をもらいたい人に取っては苦痛でしかないでしょう。しかし仕事した分は必ずもらえるのでやりがいがある職業といえます。

ある程度の大手になれば売り上げの上げ方を教えてくれますので不安や心配することはありません。新人の頃はいわれたとおりにすればある程度売り上げがあがり給料がもらえるのです。

タクシーのノルマは厳しいの?

タクシーにノルマはあるの?と聞かれることがあります。あるといえばあるしノルマ設定に意味がないともいえます。ここでタクシードライバーのノルマについて簡単に説明します。

ノルマがある場合
・ノルマを超える乗務員は歩合率で給料が貰えます。
・ノルマを超えない乗務員も歩合率で給料が貰えます。
・ノルマを超えない乗務員を呼び出しでパワハラするとします。するとタクシー会社はいくらでもあるのでパワハラされた乗務員は転職します。タクシー会社の社員は減っていきます。

ノルマがない場合
乗務員は歩合率で給料が貰えます。

結局タクシー運転手にノルマを課したところで意味がないのです。売り上げからしか給料はもらいえないのですから。

会社のノルマよりも自分が毎月どれだけ給料が欲しいかの「自分ノルマ」が仕事の目標になるはずです。ですからタクシードライバーは会社のためよりも、自分のための仕事といえますね。

タクシー業界の内容や説明

ここでは気になるタクシー業界について簡単に説明します。Uber(ウーバー)や自動運転、白タク問題など業界の話題にも少し触れておきましょう。

タクシーの仕事は?

タクシーの仕事は輸送業務であり公共交通機関ですので消滅することはありません。その点では長く仕事ができる業界といえます。

タクシー運転手になりたい人と現役タクシー運転手は減っています。日本に人が減っているので当然といえます。人気の職業ではなく常に人を募集する必要があるのです。

タクシー運転手の平均年齢は高めです。給料が安めなのと昔からある職業ですので古くから努めている人が多いのが原因です。あとは年齢が高くても務められる職業とも考えられます。

タクシーを利用するお客さんは減ってタクシー業界全体の売り上げも減っています。これは日本全体にいえることなので一部を切り取っても意味がないかもしれません。要は全体的に右肩上がりではないのです。

Uber(ウーバー)や自動運転が話題になっているけど大丈夫?

Uber(ウーバー)や自動運転、白タク問題はタクシー業界の免許制に食い込もうとしている会社や動きです。美味しそうな業界にちょっかいを出して自分たちも美味しい思いをしようと考えているはずです。

僕はタクシー業界にうま味はないのでUber(ウーバー)や自動運転、白タク問題はすぐに退散すると予想しています。利益率がよい業界ならまだしも、薄利多売で効率が悪い業界に入ってきて何が楽しいのか?僕はほかの業界に行ったほうがいいのになぁと思っています。

タクシーは公共交通機関の一部であり薄利多売でギリギリやっていけている業界だと思っています。長く務められる職業ですので定年まで務める方も多い。しかし給料は高くない。一言でいうと細く長く仕事ができる職業、それがタクシードライバーの仕事なのです。

タクシー会社はどんな会社がよいのか?

タクシー会社はとても多く、どんな会社がよいのか判断できないはずです。面倒だから一番最初に目に止まったタクシー会社に転職した人は多い。長く続けられるかどうかは最初に入ったタクシー会社によって変わってきます。

僕はタクシー会社に転職を考えている人には「とくかく最初は大手に転職したほうがいい」とおすすめしています。タクシー会社の大手といっても入社することが難しいことはなく結構簡単に入社できます。

大手タクシー会社に努めてほかの運転手に誘われてよい条件だったら移籍すればいい。でも零細会社から大手に移籍は難しいのです。そういう意味でも大手がおすすめ。メリットもデメリットもありますが最初の選択肢としては間違いありません。

まとめ

僕がタクシー運転手へ転職した感想や意見を書いてみました。これからタクシー会社に就職や転職を考えている方の参考になればと思います。

ブログ内にほかにも参考になる記事を書いていますのでぜひご覧ください。

タクシー運転手の職業に不安を感じている方は多いです。でも実際に入社すると同じような仲間がいるのですぐに打ち解けて楽しく仕事をしているように思います。

仕事が自分に合うか合わないかはやってみないと分からない面もあります。今仕事探しに困っていて運転が苦痛ではない人はぜひトライしてみるといいと思いますよ。

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  • この記事を書いた人

タクロー

元タクシー運転手の現運行管理者
タクシーの現場から情報をお届けしています。

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